洗濯による寸法変化率試験のコツ 洗濯機

実用洗濯とは?

 洗濯による寸法変化率の試験の一つに「実用洗濯」と呼び市販の洗濯機を使用する試験があります。家庭での洗濯と大きく異なる点は、ほとんどの試料が切りっぱなしです。そのため、糸くずが生じます。洗濯機本体についている「糸取り」が機能しているうちはいいのですが、これが機能しなくなると、糸くずがたまり、洗濯機の排水ホースが詰まってしまいます。「糸取り」が機能しなくなったら、安いもので構わないので、糸取りネットを入れておくことをおすすめします。

試験のコツ 絡まないために

 また、試料の各辺に切り込みを2から3か所入れておくと、取れやすい端の糸が短くなり、糸同士が絡み、試料同士が絡むことが少なくなります。

初稿2017/04/30 改正2020/05/23